
緑茶の健康効果を生活に生かそう!
緑茶は日本人にとって馴染みの深い飲み物です。
普段から習慣的に緑茶を飲んでいる人は、
気づかないうちに身体の健康にプラスの影響を
与えていると言われています。
緑茶が健康づくりに良い影響を与えていると”イメージ”しながら
飲むようにすると相乗効果が期待できるのではないでしょうか?
ココでは、緑茶の持つ健康効果について
詳しくまとめてみることにしました。
緑茶は、脂肪の代謝を活発にさせるビタミンCをはじめ、
体に有用なカフェインやカテキン類の成分を、
世界の数あるお茶のなかでも最も含んでいます。
カフェインには、筋肉や神経を活発に活動させ、
眠気をとる作用があります。
カテキンは、筋肉などを収縮させるため、
止血、鎮痛、抗菌などに優れた効果を発揮します。
さらにカテキンは、がんの発生、成長を抑える、
善玉コレステロールを増やし、悪玉コレステロールを
減らして動脈硬化を防ぐ、血圧の上昇を抑える、
血糖値を下げて糖尿病の症状を抑えるなどの多様な作用があり、
生活習慣病の予防に大変有効です。
また、優れた抗酸化作用を持つカテキンが、
脂肪の酸化も防いでくれるので、老化防止にもつながります。
がんについては、週に3回緑茶を飲んでいる人は
飲んでいない人に比べて、胃腸などの消化器系にできる
がんの発生が14%低くなることがわかっています。
緑茶に含まれる旨味成分・テアニンには心身ともに
リラックスさせてくれる効果があり,
精神的にイライラしたり、疲れた時の一杯のお茶が
ホットした気分にしてくれるのはこの効果によります。
強い抗菌作用は、インフルエンザやノロウイルスなどに
感染するのを防いでくれます。
Ⅰ型5αリダクターゼの強力な抑制剤としての作用により
薄毛や抜け毛予防にも期待が持てます。etc
緑茶の健康効果はわかっているだけでも、
多岐にわたっています。
緑茶の効果に期待をするなら”一煎目”で!
タンニンは、渋ともいわれていますが、
緑茶に含まれる大部分の成分は一煎目で溶け出してしまい、
二煎目以降はこのタンニンが多くなってしまいます。
タンニンをとりすぎると、腸が引き締まり、
便秘がちになって、肩こりも引き起こすことがありますから、
出がらしを飲みすぎないようにしましょう。
二煎目以降のお茶がらはうがい薬がわりに
二煎目以降のお茶がらに、水を加えて5~10分ほど
とろ火で煮出し、色が濃く出たら器に入れ替えます。
少し温度が下がってから、うがい液として利用しましょう。
緑茶には細菌やウイルスを撃退する働きがあり、
うがいに効果的です。それに虫歯予防にも・・・・
緑茶は、茶の種類によって、注ぐ湯の温度が違ってきます。
その種類独自の味と香りを最大限に生かし、
栄養分を効率よく摂取する為にも、
それぞれの注ぎ方を確認しておくようにしましょう。
◇ 新茶
渋みの成分を多く含んだ若葉や、新芽を使った高級茶は
熱湯を注ぐと渋みが強くでてしまうので、
温度の低いお湯を注ぐようにしましょう。
◇ 玉露
玉露は、はじめに急須に熱湯を入れて、
次に湯呑に移して、お茶の葉を入れた急須に
湯呑に入れたお茶を注いで2分ほど経ってから飲むましょう。
◇ 番茶
番茶には熱湯を使用しますが、
急須にお湯を注いでからすぐに湯呑に移し替えないと
渋みが出すぎてしまうので気をつけましょう。
緑茶は、健康効果だけでなく、美味しく飲むという
意味でもその奥が深いもの。
また、緑茶の健康効果については、まだ未知なるものが
たくさんあるといわれています。
普段、あまり緑茶を飲む習慣のない人はこれを機会に
飲むようにするといいですね。