糖尿病と遺伝体質・2型糖尿病に関係する遺伝子にスイッチを入れない生活習慣を

この記事は2分で読めます

 

病気は遺伝と環境の2つの要素で起こります。

もちろん、生活習慣病の代表である糖尿病も該当します。

ただし、遺伝によって次の世代に引つ継がれるのは
糖尿病そのもではなく、糖尿病を起こしやすい体質です。

スポンサーリンク

糖尿病には、1型糖尿病(IDDM)と
2型糖尿病(N-IDDM)の2つのタイプがあります。

一般に先天的にインスリンの分泌が悪いのが1型で
後天的に悪くなるのが2型という分け方ですね。

 

 

遺伝子の異常で糖代謝が狂い、
インスリンがうまく作用しない2型糖尿病

 

糖尿病は、2型も1型も遺伝体質の関与が知られています。

 

2型糖尿病の発症に関連する遺伝子には、
脂肪細胞の肥大に大きく影響を与える
核内容受容型転写因子・PPARγ、

脂肪細胞から分泌される善玉ホルモンのアディポネクチン、

2型糖尿病の発症と関係のある遺伝子KCNQIなどが
あることがわかってきました。

 

こうした遺伝子に異常が現れてくると、
インスリンの分泌量が減ってきたり、
インスリン抵抗性によって血糖値が上昇してきます。

そうした異常が次の世代へと引き継がれ
糖尿病を起こしやすい体質も同様に伝達されるわけです。

 

自己免疫反応で細胞を破壊され、
インスリンが生成されなくなった1型糖尿病

感染症などがスイッチとなって発症する1型糖尿病にも、
遺伝子異常が受け継がれていると言われています。

 

それに関係するのが、
HLA-DQ、HLA-DR、CTL-4等の三つの遺伝子です。

 

 

1型糖尿病に関係する遺伝子は、
2型糖尿病と違い、自己免疫反応を起こすことになり

 

膵臓のランゲルハンス島のβ細胞を壊し
インスリンの生成ができない状態になります。

スポンサードリンク

その中でもHLA抗原と、1型糖尿病の発症には
密接な関係があると言われています。

 

2型糖尿病、1型糖尿病でも遺伝子への刺激で病気が起こり、
その体質が次の世代に引き継がれてしまうというわけです。

大切なことは、糖尿病になりやすいことを知って
環境要因である後天的な要素を排除していくことです。

 

食習慣(暴飲暴食)、運動不足、肥満、ストレス、
アルコールや喫煙等に気をつけるようにしましょう。

病気は、遺伝と環境の2つの因子によって起こるものです。

 

遺伝子にスイッチが入りやすい体の使い方は、
避けるようにして、その予防に努めることが
極めて大切になります。

自分だけでなく、次の世代にも
情報をシッカリ伝達し、環境要因から遺伝子に
スイッチを入れないという発想を持つことです。

 

 

 

ちなみに、半分以上の日本人には、
善玉ホルモンが少ないとも言われています。

 

アディポネクチンは脂肪細胞から
分泌されるホルモンで、インスリン感受性を高め、

インスリンにより
ブトウ糖が細胞内に取り込まれるようにする
働きがあります。

 

ところが、脂肪細胞が肥大すると
その分泌量は逆に少なくなるので、

インスリン抵抗性が起こり、血糖値が上がります。

 

肥満が高血圧をまねく仕組みの
一つといっていいでしょう。

このアディポネクチンが、
日本人の約40%は遺伝的に少なく、

血中のアディポネクチン濃度は低い傾向に
あることがわかってきました。

 

日本人は肥満しやすく、糖尿病になりやすい
民族といわれていますが、

その理由の一つがアディポネクチンの少なさに
関係があるということなんですね。

スポンサードリンク
  • 2016 03.23
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • LINEで送る

関連記事

管理者プロフィール

2014y07m02d_171011791
このサイトを運営している管理者のモッサンです。 アラフォー世代で、自営業を行っています。 長年、健康関連の仕事をしていまして、特に予防医学的な視点から 様々なサービスや情報を提供してきました。このサイトでも、訪問してくれた皆様に役に立つ情報を提供してきたいと思います。 連絡は、次のアドレス迄 fumi@@mosica.xsrv.jp