リノール酸の摂り過ぎががんの危険因子に!油の分類と理想的な油の摂り方とは

この記事は3分で読めます

 

がんの多くは、植物油に多く含まれる
リノール酸の摂りすぎが危険因子の一つになっています。

それを理解するのに、まず、
油の分類が大切なポイントになります。

油というと一般的に動物性と植物性の二つに分類されます。

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そして、動物性のものは多く摂るのはよくないけど、
植物性のものは、その反対に体によいと
長らくいわれていました。

少し専門的になりますが、
油に含まれている脂肪酸の性質によって、
分類していく方法があります。

 

がんの予防や体の健康を考える上で
この分け方に従って、ちょうど良いバランスで
摂取することが大切です。

 

 

油を3つのグループに分類!

 

第一のグループが飽和脂肪酸や一価飽和脂肪酸が
多く含まれる油のグループです。

バターやラードなどの動物性の油脂や、
オレイン酸が多く含まれるオリーブ油などが
このグループに入ります。

 

二番目は、リノール酸が多く含まれる油脂のグループです。

リノール酸は植物がつくる脂肪酸で、
種子に蓄えられます。

このため、一般にごま油や大豆油、
コーン油などの植物油がこのグループに属します。

リノール酸は、体内でアラキドン酸などに変化します。
これらの脂肪酸はn-6系と呼ばれています。

 

三番目は、αリノレン酸が多く含まれる油脂のグループです。

αリノレン酸は、植物の葉や根っこの部分に
比較的多く含まれている油です。

シソ、エゴマ、亜麻仁などの油がこのグループに入ります。

そして、αリノレン酸は、体内で、
青魚に含まれていることで知られるEPAやDHAに変わります。

そして、この脂肪酸はn-3系と呼ばれています。

 

 

体内のどこかで炎症が長期に渡って起こっていると
がんが発生しやすい環境が体内につくられ、

慢性的な炎症から発がんに至るということが
明らかになっています。

炎症は、発熱、発赤、はれ、痛みなどをさします。

 

 

炎症が体内に長く続くと、
炎症を起こしている細胞から活性酸素が多量にでき、
細胞のDNAを損傷させます。

また、炎症にともなって
エイコサノイドやサイトカインなどの炎症性メディエーター

 

所謂、発がんを仲介する物質がたくさんつくられ、

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それらが傷害をうけた細胞の増殖を促進させ、
発がんに至るというわけです。

 

 

 

何故、リノール酸ががんの危険因子になるのか?

 

 

体内でアラキドン酸に変化し、
このアラキドン酸が各種のエイコサノイドを
産生することになるからです。

 

エイコサノイドのひとつである
プロスタグランディンE2が過剰にできてしまうと

免疫系の働きが抑制されることになり、
がん細胞が増えやすくなります。

 

その反対に、プロスタグランディンの産生を抑制する
抗炎症剤などを使用すると

がんが抑えられることもわかっています。

 

そして、αリノレン酸系の油は、
抗炎症剤と同じように、エイコサノイドの代謝を
阻害する作用をもっているわけです。

 

動物実験でのレベルでは、αリノレン酸のがん抑制効果を示す
実例がたくさん報告されています。

大豆油や紅花油と比較して、αリノレン酸の多い、
シソ油は、腎臓がんと大腸がんの発がん率を抑え、
乳がんの数も抑えてくれるようです。

 

 

がんの転移についても
リノール酸はがんの転移を促進させ、

αリノレン酸系の油は転移を抑制することがわかっています。

 

シソ、エゴマ、亜麻仁、DHA、EPA

これら、どの油についても
がんの転移を抑える働きが確認されています。

 

がんの発生や転移を防ぐためには、
リノール酸とαリノレン酸の摂取比率が重要です。

理想的なバランスは、
リノール酸とαリノレン酸の割合が2対1になります。

 

 

αリノレン酸の多い油は、
他の油と違い、含まれている食品が限られているので、
市販のシソ油やエゴマ脂を利用するのが手軽です。

 

炎症は、字で表現されているように
体内でくすぶっている状態です。

火に油をそそぐと表現されますが、
油の摂取の仕方には十分気をつけたいところです。

 

 

 

また、糖分と同様に、油もいろいろな食品に使われています。

外食した時に、弁当や定食の類で、
全く、油を使用していないものはないでしょう。

 

大抵のおかずには、揚げ物が
主流になっているものが多いでしょう。

油断していると、ついつい摂りすぎてしまうのが油です。

一応、理屈的なことは覚えて、
摂取量を少なくすることを意識しながら、
バランスを考えて摂るようにしましょう。

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  • 2016 05.31
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