血栓と血栓症を防ぐには?溶かす食品を摂って予防に努めましょう!

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日本人の死亡原因の一位は、がんになります。
そして、二位と三位は脳卒中か、心筋梗塞が続き、
この二つは、年度によって入れ替わります。

実は、がんの場合は、できた場所(肺がんとか胃がんなど)が違っても
ひとくくりに、がんとされているわけですが

脳卒中の中の脳梗塞にしても、心筋梗塞にしても、
いずれも、血液と血管の病気なのですが、違う病名として扱われています。

血液の塊である血栓が、血管を詰まらせることで起こる血栓症は
実は、死亡原因としては、がんよりも多い病気です。

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血栓とは

 

血栓は、血管内にできる血の塊で、本来は血管が破れて出血した時に
血液が血管の外に出ないように働く仕組みから、血管内にできるものです。

血管内で起こる止血作用は、貴重な血液(体重の1%弱)を少しでも
漏らさないように精密に働いています。

 

何らかの原因で血管が破れて出血すると、そこに血小板が集まって
互いに張り付いて、血小板血栓ができ、とりあえず止血した状態になります。

血小板だけでは、十分な止血ができないので
更に血液が固まるプロセスが進み、その結果つくられたフィブリンという
繊維素がさらに血小板血栓にまとわるような形で止血作用が進みます。

 

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そして、フィブリンを足場にして、血管壁の細胞が分裂増殖して
傷ついた血管の修復が行われ、止血が完了します。
この一連の流れが、血管内で起こっている止血のプロセスになります。

血管の修復が無事に終わって、血管の傷口がなおったら
血流の流れを良くする為、フィブリンでできた塊を
いち早く溶かしていかなくてはいけません。

 

止血する凝固させる働きと相対して、血液と血管の働きとして
線溶系という溶かす働きが作用します。

線溶系が活性化してくると、フィブリンの塊が溶かされ
塊が無くなることで、元の血液の流れに戻ります。

 

血栓を溶かす事を目的にした線溶系の働きは
フィブリンがすでに固まっている場所だけで働く仕組みになっています。

まだ、血栓ができていないうちは、血液の中に溶け込んでいて
プラスミンやPAと呼ばれる、阻害物質が働いているので、
線溶活性は、機能を停止しています。

 

血管の中で、起こっている精妙で不思議な働きが、血液と血管の
健康状態をつくっているわけですね。

 

血栓症とは

 

血管が破れた時に血小板が働いて、血液を凝固させ止血の仕組みが
何らかの事情で、血管の内皮細胞が損傷した時にも、
上で説明した止血のプロセスが起こってしまうと問題です。

これが、最近、薬の副作用等で耳にするようになった血栓症。

 

動物脂肪のとり過ぎなど、欧米化した食事を多く摂っていると
血液中の中性脂肪やコレステロールの数値が高くなります

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コレステロールが血液の中で、酸化される(酸化LDL)と、
血管の内皮細胞の細胞膜を酸化障害することがあって、

そこから、血液の中にもぐりこんだ免疫細胞のマクロファージが
酸化コレステロールを食べ続けると血管壁が厚くなり
その為、血管が狭まるというプロセスをたどる事が多いです。(アテローム硬化)

 

血管が破れたわけではないのに、血管の内皮細胞が酸化障害などによって
傷ついたりすると、血小板を含む凝固系は、止血の時と全く同様に働いてしまい
血栓ができてしまいます。

そうなると、次第に血液を通す内腔が狭まり、せまいところを無理して血液を
流そうとするので、血圧は当然あがります。

 

これが、アテローム性動脈硬化ですで、これが心臓の筋肉に栄養と
酸素を送る冠状動脈で起こると心筋梗塞、また、脳の血管に起これば脳梗塞と
いずれにしても生命の危機を招く病気になります。

 

血栓は、心臓や脳だけでなく、微小循環系といって、
内臓の中の血管網にもできることがあります。

 

血管内に血栓ができた事から血液の流れが悪くなると
必要な栄養や酸素が届きにくくなり、内臓の働きが悪くなったり、

ホルモン器官に血栓ができるとホルモンの分泌が
少なくなってしまうなど、それが原因で様々な病気が現れることがあります。

 

要は、血栓が出来る状況になった場合でも血中の線溶活性が
強い状態にしておけば、血栓をできるそばから溶かしていけます。

 

食生活に配慮し、血栓を溶かす食品を摂って予防を!

 

まずは、血管の老化である動脈硬化を防ぐこと
また、動脈硬化が進んでいるのであれば、細胞の代謝を良くして
血管の細胞のリニューアルをはかることです。

その為に、人の食性にあった食べ物、
お薦めは、伝統的な和食をベースにして、栄養素満点の食事をすることです。

 

細胞が入れ替わるには、あらゆる栄養素を必要とするため
三大栄養素は、もちろんのこと、ビタミンやミネラルなどの微量栄養素も
バランスよく補うことが必要です。

特にミネラル、ビタミンが豊富に含まれている野菜や果物が
十分量摂れない場合は、サプリメントで補うことも頭に入れておきましょう。

 

また、薬並みの血栓溶解力で知られる納豆には
ナットウキナーゼという成分が含まれています。

ナットウキナーゼには、直接血栓を溶かしたり
プラスミンを活性化させる作用で、二重の仕組みで
血栓を防ぐ効果があることが知られています。

 

ちなみに、ナットウキナーゼの効果は、8時間程度とされていて
血栓で血管が詰まりやすい、時間帯が朝方という事を考えて
それを逆算した時間に食べるといいようです。

血栓は、つまる前に溶かせです!

 

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  • 2015 08.21
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