
脳は、視覚、聴覚、味覚、嗅覚、触覚の五感から
様々な情報をインプットし、それを処理し、
アウトプットを繰り返しています。
五感の中でも、最も情報量を取り入れているのが視覚です。
脳機能の衰えは、視覚から入ってくる刺激の影響を
かなり受けていると言われています。
子供であれば脳の成長、大人であれば認知症をはじめとする
脳機能の衰えを予防する為にも、目の健康には、
普段から、気をつけたいものです。
今日の生島ヒロシさんの「おはよう一直線」には
あまきクリニックの味木幸先生が出演し
「意外に知らない目にいいこと悪いこと」
というテーマで、お話をされていました。
味木幸先生のお話
目の老化って何歳くらいから始まるんですか?
生まれた瞬間から始まりまして
もう65歳、70歳になると直線的に進行していきます。
自覚するのは、20代後半くらいからで
あと、40代とか
最悪は、50歳くらいで、ギブアップというところです。
ものが見えにくくなると、
認知症などにつながってくるんですか?
目から入ってくる刺激で脳が活動しますので
十分に見える環境をつくって脳を刺激するっていうのが大事です。
老眼もそのまま放っておくと脳機能も低下する?
目がつらくなってくると
脳も働かなくなってしまうので、
老眼を放っておいて、そういった病気になる
ということはないですけど。
白内障とか緑内障とかの病気に関しては、
シッカリ、見てもらって
老眼に関しては、放っておかないで、
キチンと対処しましょうということです。
近眼になりやすいやい人は、老眼になりやすいと
聞きましたがどうなんでしょうか?
パソコンだと、50センチ離していただくと
ブルーライトがあまり入ってこないですし
携帯電話でしたら、33センチ以上離していただければ
大分、軽減します。
お子様が、夜、ブルーライトを夜中まで
あたってしまうのは止めてほしいですね。
乳幼児、子供は、影響を受けやすいですか?
アメリカ、ペンシルバニア大学の調査によると
生まれてから、2歳までにどんな明るさの部屋に
寝ていたかによって、
近視の割合が違うという結果がでています。
明かりをつけたままの部屋で寝ていた子供の
近視が55パーセントで、
夜間の薄暗い、部屋で寝ていた子供の近視が35パーセント
真っ暗な部屋で寝ていた子供の近視は、10パーセント
という結果なんですよね。
要するに、寝ていても、瞼ごしに光が入ってくるので、
大人が電気、テレビをつけたまま、
横で乳幼児を寝かせるのは、止めてほしい。
できれば、真っ暗にしていただきたい。
お子さんの部屋の色彩はどうしたらいいんですかね?
起きている時は、目に明るい刺激を与えてあげて
脳の発達を促進させるのがいいですね。
黄色とか緑とか、オレンジとかの色の方が脳の発達に良い
脳の成長で、一番活発なのは、3~4歳です。
10歳位で、9割成長しますので、
その間に、シッカリいい刺激を
与えてあげるようにしましょう。
物が見えるということは、色や形の振動が、
目の神経を通して脳に伝えられるものです。
視覚から入ってくる情報は、400万バイトと
言われていて、これは聴覚の10倍にあたります。
目を大切に使うことは、脳の機能を維持することや
脳力を伸ばしていく為にも必要です。