
免疫力は、身体が本来持っている病から免れる力です。
そして病気にかかった時、身体を良くしてくのはその人自身!
ホメオスタシス・自然治癒力、免疫力が働くことより、
自然と治っていくものです。
病気にかかった人は、まずは、自己の免疫力を高めることが必要です。
そして、免疫力を高めるというのは、
いかに白血球を強くしてくかという事になります。
免疫力を高める方法には、いろいろとありますが
アミノ酸という面から、見ていきたいと思います。
血中のアミノ酸濃度が高くなることで、白血球などの
免疫細胞が活性化することがわかっています。
免疫力を高めるアルギニンとグルタミン
20種類あるアミノ酸の中で、免疫力を高める事に
関係しているのが、アルギニン、グルタミン、シスチン、
チアニン、システインです。
その中でも、アルギニンとグルタミンは、
特に、免疫力の活性に関係しています。
アルギニンは、血管を拡張させて血流をよくする働きとともに、
マクロファージを活性化して免疫力を高めます。
グルタミンは胃腸薬に使わるているように、
胃腸の粘膜を保護する働きとともに、免疫細胞を
増やす働きがあります。
グルタミンが十分にあると、マクロファージやリンパ球を
多くつくることができます。
免疫力の低下によって、風邪などを引きやすくなったり、
下痢をしやすいというのは、
ちょっとした病原菌に対して、白血球が弱くなっていて、
防衛能力が発揮できない状態です。
特に、免疫力低下によってつけいる隙を与えてしまうのががんです。
身体の中では、毎日1兆個の細胞が新しく生まれ変わっています。
それだけ多くの細胞のなかには間違ってつくられるものも
少なくありませんが、
そうして、ミスコピ-された細胞は、その多くが、
リンパ球のT細胞のうちのキラーT細胞によって撃退されます。
しかし、免疫力が低下していると、
これが生き延びて大きくなる可能性があるのです。
その為、免疫力を高める為に、アミノ酸濃度を
高めておく必要があるわけです。
ここでも、アルギニンが活躍します。
アルギニンは、がん細胞を撃退する、ナイトヘクトオクサイド
という物質をつくります。
この物質には、がん細胞を破壊する働きがあるわけです。
良質なアミノ酸は、日頃の食事から
多くのアミノ酸が、集まってできているのがタンパク質です。
イザという時、血中のアミノ酸濃度が高める為には
良質なたんぱく質を、日頃から、食事で補う必要があります。
動物性タンパク質は、組成が複雑で、消化するのに
かなりのエネルギーを使うため、できれば植物性の
たんぱく質を主に摂るようにしましょう。
豆と穀物の組み合わせであれば、プロテインスコアも
理想的なバランスとなり、必要な量を補うことができます。
伝統的な和食、味噌汁に納豆、お豆腐などの
大豆発酵食品に、2分づき、3分づきのお米が理想。