
爪は皮膚や毛髪と同じ成分(ケラチン)でできています。
健康な爪は淡いピンク色、滑らかの表面にツヤがでているものです。
爪をみれば、その人の健康状態がわかる言われるだけあって、
必要な栄養素の不足、何らかの病気が原因で、
形の変形、色艶などに変化が見られるようになります。
爪の状態は病院に行かなくても、生活習慣を変えたり
定期的に手入れを行うことで改善できます。
しかし、小さなへこみ、溝、剥がれやすくなっている
盛り上がる、緑色や黒色に変色した等の症状が現れたら、
重い病気にかかっているサインでもあるので、
皮膚科や内科を受診するようにしましょう。
内的疾患が原因で、爪に異常が現れている場合、
手の爪10本ばかりでなく、足の爪を含めた20本すべてに
変化が現れます。
感染症や外傷などが原因の場合は、
限られた爪にだけ、変化が現れるのも特徴です。
◇ 爪の状態
爪がそり反る症状は、鉄分不足のサインで、
貧血気味の女性に多く見られます。
爪の表面がデコボコになる場合は、
栄養不足、ストレス、乾燥などの原因が考えられます。
爪が二枚に剥がれてしまう二枚爪の場合、
外的な要因が考えられます。
◇ 手足の爪のケアについて
爪は三層(最表、中間、最下)からなっているので、
爪切りで切ると、切った箇所から空気が入りやすくなり、
その為、爪が剥がれやすくなります。
なので、爪は切るのでなく、専用のやすりを使って削る方が
爪の健康を守るためにも良いということです。
予防には、専用クリームや油性分のある
ハンドクリームなどで爪を乾燥させないこと。
除光液や刺激の強い薬品の使用を避けることも大切です。
爪が黄色くなるのは、除光液や色の濃い
ネイルカラーの使いすぎが考えられます。
除光液に含まれる成分(アセトン)が爪を痛めるので、
この成分が少ないものを選んだり、
ネイルをできるだけ長持ちさせて、
除光液を使う回数を減らすようにしましょう。
手の爪は1日に最長約0.1ミリほど成長するのに対し、
足の爪はその約3分の1のスピードです。
足の爪を切るのは、手の爪を切る時の3回に1回を目安に!
頻繁に足の爪を切るのは、深爪になりやすい傾向にあります。
また、間違った切り方をすると、
陥没爪や巻き爪などのトラブルになり、
歩くのさえ困難な状況になるので注意が必要です。
巻き爪になるのは、足に合わない靴、
サポート力の強い靴下などで爪のまわりを強く圧迫するからです。
その為足の指で地面を踏ん張らない習慣が定着し、
どんどん爪が浮き上がって巻き込みはじめます。
足用の爪切りやヤスリを使って、ケアするようにしましょう。