
玉ねぎに含まれる有効成分ケルセチン
生活習慣病を予防するということや玉ねぎが身近な
食べ物であることから注目を集めています。
メタボが気になる中高年、動脈硬化の進行から
心筋梗塞や脳梗塞など生命にかかわる重篤な病気の予防にも
期待されれる成分がケルセチンです。
ケルセチン摂取の代表的な健康効果をあげてみますと
ビタミンCを吸収補助作用、活性酸素の除去、腸内環境の改善
脂肪の吸収の抑制、花粉症、アトピー等のアレルギー体質の改善、
それに抗がん作用などがあります。
3年前に行われたハウス食品と広島大学との共同研究
http://life.oricon.co.jp/medical_insurance/news/2014532/
血液の凝固と線溶の働きに、
深く関係しているのが血管内皮細胞です。
ケルセチンの血液サラサラ効果はここから生まれます。
そして、他の野菜や果物よりも玉ねぎには、
圧倒的にケルセチンが多く含まれていることから
注目されているわけです。
玉ねぎのケルセチンを有効活用する方法
調理の仕方、食べる前にチョッとした
工夫をすることでケルセチンを有効活用させる事ができます。
玉ねぎは生で食べるのが一番ですが
注意しなくてはいけないのが水に浸けしまうことです。
玉ねぎを水につけてさらしておくと
ケルセチンは水溶性のため、水にとけて必要な栄養成分が
少なくなってしまいます。
ですから、洗ったあとに食べても
必要な栄養素は、抜け出しているので、
あまり意味がなくなるわけです。
もし玉ねぎを食べるのでしたら
切った後にさらすのではなく、まずは洗ってから
切るようにすることが大切です。
さらに、ケルセチンを飛躍的にアップさせる方法があります。
玉ねぎの皮をむいて、外に干しておくことです。
天日に干して1週間~10日程経つと、
ケルセチンの量が4倍ほどアップします。
通常、玉ねぎを食べることで、ケルセチンの健康効果を
享受するには、1個半の量が必要とされていましたが
天日干しにすることで、4分の1の量で
ケルセチンの恩恵を受けることができます。
いくら体に良いといっても毎日1個半の玉ねぎを
食べるとなると、好きな人でも”ちょっと?”て
感じになりますが、
3分の1個程度の量なら続けることができますね。
ちなみに、普通の玉ねぎよりも
2~3倍ケルセチンが多いとされるのが赤玉ねぎ
少々値段が高くなってしまいますが
天日干しをした玉ねぎなら、赤たまねぎよりも
ケルセチンの恩恵を受けることができますね。
さらに玉ねぎの外皮には白身部分の
数十倍ものケルセチンが含まれている言われています。
野菜がもつさまざまな効用については
まだまだ、わからないことがたくさんあると言われています。
玉ねぎ一つとっても、未知の成分が
隠されている可能性もあります。
野菜の一つ一つがもつ、プラスの面がもっと
イメージできるようになれば、
野菜嫌いの人でも、自ら食べたなくなる感じがしますね。
まずは、玉ねぎの健康効果をイメージしながら
今日から早速摂るようにしてみましょう。