
冷えの解消法には様々な方法があります。
その中でもてっとり早く体を温めるやり方というのが、
カイロ(ホッカイロ)を利用したものです。
しかし、温かいからといってどこにでも、
貼ればいいというわけではなく、
貼る位置によって、効果の現れ方が違ったり、
また、貼ってはいけないところもあります。
手軽にできる、カイロを使った冷え解消法ということで、
情報を提供していきたいと思います。
使い捨てカイロの意外な健康効果!
使い捨てカイロは、大変便利に体を温めることができます。
カイロといえば寒さが厳しい季節の外出時に
使われているものでしたが、
最近では1年中、利用しているという人が増えています。
しかも、体の冷感をやわらげる目的で使われる
ケースばかりではないようです。
多くの人が、肩こり、腰痛、生理痛
便秘、腰痛などの不調に対して、効き目を実感できる
ケアとして日常的に利用しています。
実際にどれも冷えと関連した慢性の不調ですが、
冷えの自覚がないまま使い始め、温めると痛みが軽減され、
はじめて不調が冷えの仕業だったと気づく人も多くあります。
体が冷えると思考面も感情面も混乱するので、
カイロを活用して外部からの冷えを防ぐようにすると、
結果として集中力の欠如やイライラ、不安などの
症状が予防されたりするようです。
カイロを貼る位置はどこがいい
カイロを貼る場所として効果的なのは、
やはり腰とお腹です。
腰に当たるように下着や衣服に貼るようにすると、
全身が温まってきます。
特に腰からは下半身に向かって太い血管が伸びているので、
下肢の冷えを直接にやわらげることができます。
お腹のほうは、おへその下に貼ると、
婦人科系、消化器系の冷えによる諸症状を改善する助けになります。
それに脂肪の燃焼でダイエット効果も。
また、左右の肩甲骨の間に貼ることも
全身を温めてくれる位置です。
体が冷えたとき、風邪をひいたかなって
感じたら、首の骨が出ているところに貼りましょう。
肩こり腕の疲れ、特にデスクワークの多い人は、
腕のだるさを感じたら、肩甲骨と上腕骨が
交わっているところに貼るようにします。
ポカポカした感じを実感したいなら
枚数を増やすのもいいでしょう。
背中と腰の2枚貼り、肩と背中とお腹の3枚貼り
肩と腰の2枚貼り等等。
そして、カイロを貼る位置で注意してほしいのが
心臓周辺と、脇の下、それに頭部です。
人によっては、吐き気や痛みを感じたり、
のぼせなどの不快な症状が現れてきます。
冷えは、生活習慣や食生活を改善して
根本的に治していく必要がありますが、
カイロを使った方法は、あくまでも応急処置として
賢く活用するようにしましょう。
夏場のオフィスや乗り物の冷暖房対策として、
携帯しておくのもオススメです。
手軽にできるのはいいですが、欠点としては、
温度がすこし高すぎることがあげられます。
直接、肌に触れたままにしておくと
低温やけどを起こすことがあるので、
かならず衣服に貼るようにするか、
タオルやハンカチ等に包むようにして使いましょう。