
肌の老化に影響を与えるのが紫外線の照射によって
うまれた活性酸素です。
最近のスキンケア商品には、この活性酸素を消去する為の
抗酸化物質が入ったものが多く販売されるようになっていますが、
肌の老化を防いでいく為には、効果的なのは
体の内側から栄養素を補っていくという方法です。
紫外線の影響を全く受けないようにすることはできません。
であれば、常時、体のなかに抗酸化物質が働いている状況をつくり、
酸化を防いでいく手立てをうっておくことです。
ココでは肌の老化を防止する為に必要な食べ物や
栄養素を上げてみました。
肌の老化を防ぐ活性酸素対策
肌の弾力性は肌を構成しているコラーゲン同士が
結びつき、繊維を巡らせていることで保っていますが、
このコラーゲン同士の結びつきを壊してしまうのが
紫外線によって発生する一重項酸素(活性酸素)です。
そこで、肌の老化を防ぐためには、
一重項酸素の速やかな消去が大切になります。
毎日の食卓にカロチノイドを豊富に含んだ
緑黄色野菜を添えましょう!
特にトマトに含まれるリコピン、
ニンジンやホウレン草に含まれるβカロチン、
そばや柑橘類に含まれるルチンなどのカロチノイドは、
ビタミンEの30~100倍もの一重項酸素消去能力があります。
その他のカロチノイドとして、
鮭の赤い色素のアスタキサンチンもβカロチン並の効果があります。
また、ミカンに多いβクリプトキサンチンも消去速度が速く、
体内吸収率も高いうえに、長期間体内に蓄積される優れものです。
その他にも、スーパーオキサイドを代謝する酵素のSOD、
抗酸化物のリポ酸、コエンザイムQ10、
ポリフェノールなど抗酸化作用のあるものがあります。
コラーゲン生成を促進させて肌の老化防止を
コラーゲンは肌の美容のためには非常に大切な成分で、
タンパク質の凡そ30%を占める最大の構成成分です。
そして、コラーゲンの合成のためには、ビタミンCが必須です。
ストレスや疲労で化粧がのらないのは、
ビタミンCが消費され、コラーゲンが壊れるうえに
うまく作れないためです。
なので、食生活で体の中からコラーゲンを供給することが大切です。
コラーゲンとビタミンCを含む豊富に含む
食品をたくさん摂って体内でのコラーゲン合成を促すとともに、
活性酸素で壊れないように抗酸化物を
たくさん摂ることが肌の老化を防ぐ為にも
大切だということが分かります。
また、寒くなる季節は、外気に顔をさらしてしまう機会が
増えてきますが、冷えも肌老化の大敵です。
血行が悪くなることが容易に想像がつくかと思いますが、
簡単に顔の血行をよくする方法があります。
それは、耳のケアです。
といっても難しいことではなく、耳を温めたり
耳の上、耳の真ん中、耳たぶをつまんだり、揉んだりという
方法になります。
やってもらうとわかりますが、顔がポカポカするのを
実感できると思います。
抗酸化栄養素を補って、活性酸素対策を行うこと、
肌の代謝をよくするとともに、
血行促進を同時に行うようにしましょう。