
抜け毛対策には、いろいろな方法がありますが
意外と盲点になっているのが枕です。
枕と抜け毛には強い因果関係があるということです。
頭皮環境を整えて、抜け毛を防ぐにも
枕が清潔な状態になっているかを一度意識してみましょう。
天気のいい日、布団を干す人は多いと思いますが
一緒に枕を干す人は意外と少ないのではないでしょうか?
せいぜい、枕カバーを洗うこともあっても、
枕そのものを洗濯する人はあまりいないと思います。
頭皮には、頭部常在菌である真菌や白癬菌、
表皮ブドウ球菌など、20~30種類の菌群が生息しています。
同じ枕をいつも使っていると
汗や皮脂と一緒にこれら常在菌が枕やカバーに付着します。
そして、こうした細菌群をダニが餌にして食したり
カビが枕の中で繁殖するようになるわけです。
枕を洗わないまま、不潔にしていたり
時々、紫外線などにあてて、殺菌をしないでいると
カビの発生や繁殖に一役買うことになります。
枕から熟むれた匂いがしていたり、
黄ばんだ状態になっていたり、細菌群の巣窟になっている
可能性が大です。
免疫力の低下がキッカケで抜け毛に
過度なストレスや睡眠不足、食べすぎ、飲みすぎ、
栄養バランスの欠いた食事をしていると
当然、免疫力の低下を招きます。
本当だったら、免疫の壁で枕についていた
頭部常在菌や細菌群の侵入を防いでいたものが、
免疫力の低下から毛根への侵入を許してしまうことになります。
頭皮から刺入した菌が増殖すると免疫細胞の顆粒球が増え、
活性酸素を出して毛母細胞が壊していきます。
そして、抜け毛が助長されるということになるわけですね。
抜け毛対策として、頭皮の清潔を考えたケアをしていても
枕が不潔では効果も半減してしまいます。
ですから、枕をこまめに洗うこと、
それに枕カバーを清潔に保つことは非常に重要ということです。
枕の材質によっては洗濯に適さないものもありますから、
そうした枕は定期的に新品に取り替えるようにしたいものです。
育毛対策をしている人にとっては枕は意外と盲点です。
指摘する人はあまりいませんが、
清潔な枕カバーと枕は育毛での重要なポイントです。
ココに注意するしかしないかで
抜け毛対策に大きな差が生まれますし、
円形脱毛症や多発性脱毛症の方は
特に忘れてはいけないところだと思います。
◇ 枕の洗い方、枕カバーの手入れに仕方、
ポリエステル、綿、パイプ、そばがら、ウレタンなど
各素材ごとの手入れについての情報は、
そして、頭を洗うときに、頭皮を動かすような
マッサージをして血行をよくするようにしましょう。
合成界面活性剤入りのシャンプーや石鹸シャンプーで
頭を洗うと皮脂を落としすぎて、かえって頭皮を
荒らすことになります。
必要な常在菌も殺してしまうことにもなりかねないので
気をつけたいところです。