
ストレスなどで体が緊張しているときは
筋肉の血流が悪くなって、眠りにくくなるばかりでなく
睡眠の質も下げてしまいます。
当然、細胞の代謝も悪くなることから
様々な体の不調にもつながってしまうわけですね。
不眠の解消法には、いろいろな方法がありますが
ココでは、寝る前のちょっとした時間とって行う
ストレッチを紹介したいと思います。
過度なストレスで、交感神経が優位になり
自律神経が狂うと体調もおかしくなるのですが、
その現れの一つが体が固くなってしまうことです。
体が固くなるということは、
筋肉や筋が緊張している状態になります。
すると体から脳への神経伝達もうまくいかずに、
さらに自律神経が狂ってしまうことになります。
固くなった体にはストレッチが一番効果的です。
ストレッチには、緊張していた筋肉を緩ませる作用があり、
寝ている間に筋肉の働きが回復されやすくなります。
体が柔らかくなれば、血液やリンパの流れ、
神経伝達も問題なく行われますので”不眠解消”に結びつきます。
自律神経が狂ってくるとまず固くなるのが、
首、肩、肩甲骨の脇の筋です。
つぎに腰から足にかけての筋肉や筋がこわばってきます。
”不眠解消”には、これら全体が緩んでくるように
ストレッチしていきます
ストレッチは伸ばすという意味があるので、
無理をしない程度、そして気持ちいいと感じるところまで
ゆっくり伸ばしていくことがポイントです。
◇ 腕、肩、背中をストレッチ
足の裏を合わせて座り、背筋を伸ばします。
息を吐きながらゆっくりと上体を前に倒していきます。
左腕を右肘にあて体に引き寄せます。
右手は曲げないで真っ直ぐに伸ばしておきます。
このストレッチを左右両方を行います。
◇ 脇、肩、背骨をストレッチ
右腕を後ろに回し、左手で右手を握り左へ引っ張ります。
このストレッチを左右両方行います。
背もたれにつかないようにして、
背筋を伸ばして椅子に座るようにします。
両手を真っ直ぐに伸ばして組み、上体を横に倒します。
このストレッチを左右両方行います。
◇ 首回りをストレッチ
頭で円を描くようにゆっくりと大きく回します。
首の周りの筋が伸びているので意識しながら行います。
左手で頭の右側面に手を置き、左側いっぱいに倒します。
首側面の筋が伸びているを意識するようにしましょう。
このストレッチを左右両方行います。
ストレッチボールを使ったストレッチ(動画)
ストレッチポールを使って、エクササイズを使う時に
コチラのページを参考にしてみましょう。
現代人は、対人関係や最近では、気象の急激な
変化などの影響を受けて、自分が気づかないうちに、
かなりのストレスを受けています。
長期間にわたって、ストレスが続くと、
交感神経が緊張し続けたままになり、筋肉や筋も
固まりっぱなしになり、
その結果生じた、こりやこわばりが、
様々な不快な症状を引き起こします。
”不眠”もその一つになりますが、夜寝れないということは
精神的にも肉体的にもかなりのマイナスです。
その日の緊張やこわばりは、できるだけ
その日のうちに解くことが大切です。
寝る前のわずかな時間をとって行うストレッチが
不眠の解消をはじめ、様々な体の不調を
改善するのに役立つはずです。