
”あなたの平熱の体温が何度ありますか?”と
質問されて意外と正確に答えられない人が多いようです。
実際に”36度はある”と思って測ってみたら
35度代で、自分が低体温であったことに、少し、
びっくりするという人も少なくないとか。
今日本人の平均体温が低下していると言われています。
平熱体温が36度を切ってしまうような
低体温状態では、基礎代謝が低下し、免疫力が下がり、
そして、細胞の働きそのもの悪くなってしまいます。
がん細胞が増えるのは35度代というのも気になるところです。
健康で元気に長生きしていこうと思ったら
平熱体温を36度代半ばまで引き上げることが必要です。
運動不足、体を冷やしてしまうような食生活は
確実に体を冷やしていくわけですが、
ココでは、筋肉を鍛えて体温を上げる方法と
体を温めるドリンク、生姜&紅茶について書いてみたいと思います。
身体の筋肉を鍛えると熱の産生が高まります。
体を動かすと温かくなりますが、
実際に体温の40%以上は筋肉からつくられています。
筋肉を動かすことで代謝が高まり、
熱の産生量が増えていきます。
つまり、筋力を上げることで体温を上げやすくなります。
さらに、筋肉を動かすことで、
血管の収縮、拡張が活発になって、
全身の血流がよくなるということです。
筋力トレーニング
全身の均に行くを鍛えるに越したことはありませんが、
全筋肉の70%以上を占める下半身の筋肉を鍛えることで、
効率的に熱の産生を高めることができます。
具体的には、立ったりしゃがんだりを繰り返す
スクワットやかかとを上げたり下げたりする”カーブレイズ”
そして、もも上げ運動です。
スクワット
肩幅になるくらいまで両足を広げ、
手を頭の後ろで組むようにして、膝をゆっくり直角になるまで
曲げて、それからゆっくり戻すようにします。
15回を1セット
カーブレイズ
両足を肩幅に広げて立ち、
ゆっくりとかかとをあげ、つま先立ちしてから戻します。
10回を1セット
もも上げ
両手を腰にあてて、右足を腰の高さにまできたら
元に戻し、左足も同様に行います。
15回を1セット
筋力トレーニングのポイントは、
1回あたりの負荷が大きくない運動を繰り返し行うことです。
体が慣れてきたら、徐々に回数を増やしていくと効果的です。
上半身もあわせて鍛えるには、ダンベルの上げ下げをする
ダンベル体操を並行して行う相乗効果が期待できます。
筋肉を鍛えるには、1回を無理をして行うよりも
出来る範囲で、毎日続けることが大切です。
緑茶も紅茶も元は同じ、ツバキ科の植物です。
しかし、緑茶はどちらかというと体を冷やす作用があり
反対に紅茶には体を温める作用があります。
紅茶は茶葉を酸化酵素の働きで、
一度発酵させてから乾燥させるという工程を経て作られます。
その一手間が、体を温める効果を発揮させるというわけです。
この紅茶にすりおろした生姜を加えたものが生姜紅茶です。
生姜は昔から、風邪のひきはじめなどによいと言われ
お湯や葛湯に入れて飲んでいました。
これは、生姜に含まれている辛味成分が、
体を温めて汗を出し、代謝を良くしているからですね。
体を温める紅茶にすりおろした生姜を入れることで
その相乗効果が働いて、最強のドリンクになります。
生姜紅茶の作り方(動画)
生姜紅茶の作り方
紅茶の茶葉、あるいは紅茶のティーパック
生姜のすろおろし、小さじ1杯
適量のハチミツ、もしくは黒糖を
カップに紅茶を入れ、すりおろした生姜を加えます。
黒砂糖かハチミツを好みにあわせて入れると
飲みやすくなります。
体を温める習慣をつけたら
冷やさないことも意識しておきましょう。
体温よりも低い飲み物や食べ物や飲み物は口にしないこと、
冬場は特に薄着に注意し、シャワー派の人は、
入浴に切り替えるようにすることです。