
健康番組では、もはや定番と言われるくらい
内臓脂肪を減らすことの必要性が叫ばれています。
改めて、内臓脂肪は内臓そのもにつく脂肪ではなく
内臓と内蔵の隙間や腹筋の内側についた脂肪のこと。
動脈硬化を促進させ、高血圧や糖尿病など
体をジワリジワリと重い生活習慣病へと導いていく
危険因子となるものです。
内臓脂肪というと、お腹が出っ張っている人を
イメージしてしまいますが、
痩せているから大丈夫というわけではなく、
痩せていても、内臓脂肪がビッシリ溜まっている人も
少なくないと言われているので注意が必要ですね。
現在では、体脂肪計がありますので、
一応は目安の数字だけは把握することができるので、
健康管理の為にも自分の状態を把握しておくようにしましょう。
なぜ、内臓脂肪が溜まるといけないのかといいますと、
脂肪によって内蔵が圧迫されることになり、
正常な働きができなくなってしまういうことです。
内臓脂肪が持っている人は、持っていない人と比べて、
糖尿病で5倍、心筋梗塞など心疾患で2倍、
痛風や胆石で凡そ3倍近くかかる危険度が高くなります。
甘いものが好きで、間食にもデザートでも食べていると
余った糖分が分解されて必要のない代謝産物が
脂肪に変化してしまいます。
摂取カロリーから消費カロリーを引いた時に
残ったエネルギーが内臓脂肪として溜まっていくわけですね。
バランスの欠いた栄養摂取と
食べ過ぎ、特に糖質の摂り過ぎを控えることが大切です。
気をつけないといけないのが
食事から微量栄養素が不足してしまうことです。
体は必要な栄養素を摂取しようと、空腹感を感じさせ、
不足分を補おうと食べ物を摂取させようとします。
この時、糖質は十分なのに、
必要以上の量を満たしてしまうわけです。
早食いと同時に、栄養素のバランス
特にビタミンやミネラルなどの微量栄養素の
摂取については意識して摂る必要があるということですね。
食べ過ぎを防ぐ為に、よく噛んで食べるようにする
バランスのとれた栄養素の摂取を心がけて、
体が満足するように満たしてあげることが大切です。
内臓脂肪は、たまりやすいという特徴を持っている反面として、
落としやすいという性質をもっています。
よく言われていますが、減らすためには
有酸素運動が最も効果的です。
一番手っ取り早いのは、呼吸をする時に横隔膜を膨らませたり、
へこませたりする”横隔膜ストレッチ呼吸”です。
内臓脂肪燃焼とともに、
呼吸が浅い現代人には最適の呼吸法と言えます。
横隔膜ストレッチ、非常にシンプルな呼吸法ですが、
たったこれだけで内臓脂肪を減らせます!
横隔膜ストレッチ呼吸法のやり方
鼻から大きく息を吸いながら、横隔膜を下に押し広げるようにして、
お腹を目一杯”膨らませる”ようにします。
口からゆっくり息を吐きながら、横隔膜を押し上げるようにして、
一杯にお腹を”へこませる”ようにします。
呼吸を深くするための横隔膜のストレッチ
有酸素運動の代表、ウォーキングよりもずっと簡単ですね。
ウォーキングがなかなか続けられない人は、
横隔膜のストレッチ、是非取り組んでみては如何でしょう!