
健康野菜としてスッカリ定位置を獲得した感のある
スーパー野菜が、ブロッコリースプラウトです。
今やどこのスーパーでもセールスされるようになっていますが
自宅でも簡単に栽培できることもあって、
ココにきて、さらに人気度が上がっているようですね。
ブロッコリースプラウトの凄いところは
最強の抗酸化パワーである”スルフォラファン”を
多く含んでいるところです。
”スルフォラファン”は、数多い野菜の中で、
最強の抗酸化作用を持っている栄養素になります。
元々ブロッコリーは抗酸化力が強いんですが、
ブロッコリースプラウトはその7倍の抗酸化力を持ちます。
”スプラウト”という言葉に馴染みのない人もいると思いますが、
これは、発芽直後の植物の新芽のことになります。
実は、種の状態から発芽するタイミングでは、
数多くの栄養成分を合成されるようになり、ビタミンなどでは
種の段階では、存在しなかった種類が生成されます。
このことが”スプラウト”を称して、
天然のサプリメントと呼ばれる所以になっています。
ちなみに、通常のブロッコリーと比べてみると
βカロテンは、3.5倍多く含まれ、ビタミンCEBが多く、
ミネラル類では、鉄、カルシウム、カリウムを豊富に含みます。
スロフォランは、ブロッコリーに含まれている
ファイトケミカルになりますが、解毒、抗酸化のパワーで
知られている成分です。
元々、普通のブロッコリー自体も、抗酸化力が強い
野菜と言われていましが、ブロッコリースプラウトに含まれる
スロフォランは更にパワーアップしたものになります。
お昼の情報番組「バイキング」に酵素研究の第一人者
鶴見隆史(つるみ たかふみ)先生が出演、
ブロッコリースプラウトのスロフォランが持つ
三つの効果を上げていました。
”がん予防効果””ピロリ菌を減少””持続時間が長い”です。
がん予防効果について
強力な抗酸化力で、活性酸素がDNAの損傷を阻害し、
細胞ががん化するのを防ぎます。
がん予防の研究を専門とする米国ジョンズ・ホプキンス大学のポール・タラレーらは、さまざまな植物成分を調査した結果、ブロッコリーに含まれるスルフォラファンにがん予防効果があることを発見した。人の体には、体内に取り込まれた発が物質を無毒化し、体外に排出する解毒酵素(第2相酵素)が存在するが、スルフォラファンにその解毒酵素の生成を活性化する働きがあることを突き止めた。
胃がんの原因ピロリ菌
鶴見先生は、70g8週間、食べ続けると8分の1になるという
データを紹介しています。
薬で除菌すると副作用を伴う場合があるので
天然の食べ物で、データ通りにピロリ菌が除菌できるなら
是非とりいれたいところです。
持続時間がないこと
ビタミンCの抗酸化時間は2~3時間であるのに対して、
ブロッコリースプラウトスルフォラファンの場合、
20倍、3日間続きます。
単純計算で、3日に1回、食べればいいということになります。
がんの予防では、1日にどのくらいの摂取量?
がん予防で、その効果を期待する場合、どのくらいの量を
口にするのが望ましいかというと
普通のブロッコリーの場合、1週間に1キロは
食べなくてはいけないことがわかっています。
しかし、ブロッコリースプラウトには、普通のブロッコリーの
20倍以上含んでいることがわかっているので、
逆算すると、1週間に50g摂れば良いということになります。
1週間といえど、余程、ブロッコリーが好きな人は
食べれても、普通の人は、つづけることは難しいかもしれません。
でも、1週間に50gであればつづけられそうですね。
しかも、ブロッコリースプラウトは、いろいろな料理の素材に
利用することができるので。
また、最近の研究でわかってきたのが育毛効果です。
近畿大学とリーブ21の共同研究により、ブロッコリースプラウトに育毛効果が発見されたとのこと。近大の発表によると、ブロッコリースプラウトエキスによって、発毛の司令塔的な役割を果たす毛乳頭細胞が約1.8倍増殖することが確認できたという。
ブロッコリースプラウトの育て方動画
スプラウトの栽培で気をつけるべき点
一番は、清潔にすることです!
栽培キットを利用する時は煮沸消毒をするか、
消毒する為の薬剤に漬けこんでから始めるようにします。
あと種については「スプラウト専用種子」を使いましょう。
鶴見先生のオススメ料理は、でした。マグロと玉ねぎを入れた
スプラウトサラダです。
体の中には抗酸化システムがありますが
外から摂り入れる、抗酸化物質の組み合わせでは
オススメの料理ということです。
調理時に温めると栄養素が失われてしまうので、
かならず、生で食べることが大切ということです。
ブロッコリースプラウトのレシピ
只今、クックパッドには152品のレシピがあがっています。
コチラからどうぞ
栄養素の力を期待するには、やはり
続けて食べることが必要です。
スーパーなどで売っているものを食材で使うよりも
自分で栽培したものを食べるほうが
必要な情報を集めようとするし、意識も変わってくるので
続けられるかもしれません。
是非、一度、チャレンジしてみてください。