
鼻水がなかなか止まらなかったり、
鼻づまりの症状には、いろいろな原因が考えられます。
風邪などの一時的な症状から
生活環境、大気汚染、ニオイ、ホコリなどの影響で、
鼻粘膜の充血から炎症が慢性化し、
年間を通して、鼻づまりが起こっているもの等があります。
体が冷えると水分代謝が悪くなるため
起きやすくなりますが、汗をかきやすい夏場などは、
鼻づまりの症状は軽くなります。
体内の余分な水分が汗として体外に出ることで緩和されます。
鼻づまりを解消していく為の基本は、
体を温めて水分代謝を高めることです。
但し、慢性的な鼻づまりの場合は、
体質改善が必要で、1年半ほどかけて
じっくり取り組むことが必要ですね。
体が冷えると症状が現れやすくなるので、
首周りと背中を冷やさなようにします。
マフラーや首巻きなど
寒い時には毛糸のベストを着込む
背中の上の方にカイロを貼るのもいいでしょう。
また、背中の乾布摩擦も効果的です。
特に肩甲骨の間をマッサージを行って、
温めるようにすると鼻づまりの症状が改善します。
のぼせやすくなると悪化してしまうので、
足を冷やさないようにすることも大切です。
汗をかきやすい夏場などは、鼻づまりになりにくい
ことからわかるように、
普段から、汗をかくようにすることが大切です。
食べ物では、体を温めて発汗を促進させる
長ネギや生姜などがおすすめです。
フェンネルやクローブ等は、
鼻づまりに効果のある香辛料と言われています。
フェンネルは、大さじ1杯ほど茶こしのついた
カップに入れ、熱湯を注いで5分ほど
蒸らしてから飲むといいでしょう。
アレルギー体質や鼻の粘膜が充血する人は、
血液の流れを悪くするような食べ物、
甘いものや辛いもの、えびやかになどの甲殻類、
青魚、乳脂肪、たけのこなどアクの強い野菜、
もち米、アルコールは控えましょう。
生姜とネギを使ったスープで体を温めよう!
細かくきざんだ生姜とネギを
鶏がらスープで10分ほど煮たスープは
即効で体を温めてくれます。
4人分、生姜6g、長ネギ(白い部分)1本、
鶏がらスープ3カップ、塩を少々
気温が下がっている日には、
是非、摂りたいスープです。
鼻の両脇を人差し指でやさしくマッサージすると
すぐに鼻づまりが楽になります。
迎香というツボは、鼻炎に効果のあるツボです。
ココは、お灸ではなく指圧で刺激を与えるようにしましょう。
さらに、ひどい鼻づまりで呼吸がしにくく
不快な状態が続いている場合にオススメの方法があります。
それは、シンプルに鼻を温める方法です。
ハンドタオルなど、小さなタオルを温めて
鼻の付け根に当てた状態にして、4~5分ほど
仰向けな姿勢になります。
ハンドタオルは、濡らしたものを
かたくしぼって、20秒ほど、レンジで温めると
即、蒸しタオルになります。
鼻を温めながら、ゆっくり深呼吸をします。
この時ミントの香りのアロマ(香料)を利用すると更に効果的。
温めると鼻粘膜の血流が改善され
炎症で腫れた状態になっているところが
改善されるようですね。
どうして、温めると効果があるのかについては
ハッキリとした理論的な裏付けがないようですが、
副作用のない、お金のかからない方法なので
特に夜中、鼻づまりで息苦しくなっている時などに
やってみるといいでしょう。
耳鼻咽喉科の先生もオススメの方法です!
あとは、日中などはとにかく鼻を冷やさないように
マフラーを被せるようにしたり、
ハンカチに包んだカイロを鼻に当てるなどして、
鼻の周囲を冷やさないように対処することで、
呼吸が随分と楽になるはずです。
鼻づまり体質を根本的に改善していくには
どうしても時間がかかります。
体の元である細胞は、1日に1兆個の割合で
入れ替わっていくと言われているので、
大方の細胞が入れ替わっていくには90日が必要です。
その期間を一つの目安にして生活習慣やライフスタイルを
改善していくようにしましょう。
焦らないことが肝心です。