
精神が何かのキッカケで不安やイライラに襲われた時、
また、何らかのストレスから解放されたい時など、
その解決策として、ミネラル類を摂取しようと思う人は少数派です。
ある程度ミネラルについての知識を持っている人は、
精神の安定にミネラルが効果を発揮してくれることを知っています。
特に、カルシウムやマグネシウムは、自然の精神安定剤で、
神経や筋肉の細胞をリラックスさせてくれます。
もしカルシウムやマグネシウムが不足すると、
不安やイライラが起こり、攻撃的にやりやすい。
筋肉の痙攣も、マグネシウム不足によって起こることが多いです。
また、この二つのミネラルは、相関関係にあって、
カルシウムが不足しても、マグネシウムが不足しても、
骨を溶かすことになり、その結果、血中の濃度が上昇します。
マグネシウムは自閉症児や多動児の治療に他の栄養素と併用され、
かなりの効果があがっています。
そのうえ、マグネシウムには睡眠を助ける効果もあります。
最近、マグネシウム不足が心の病の原因になっていると指摘されるようになりました。
但、困っことがあり、精神科の薬を服用するとその副作用から
カルシウムやマグネシウムも不足してしまうような事態を招いてしまい、
心の状態を悪化させてしまう事になります。
そうしたときに、カルシウムやマグネシウムを吸収しやすい形で製造された
サプリメントを摂ることで、精神薬の副作用を軽くすることができます。
カルシウムは、アジ、イワシ、サンマなどの魚類、
ハマグリ、シジミなどの貝類、昆布、海苔、ワカメ、ヒジキなどの海藻類、
ヨーグルト、チーズなどの乳製品に多く含まれています。
一日必要なカルシウム量は700ミリグラムとされていますが、
ストレスの多い現代人には、1000ミリグラムの摂取がオススメです。
マグネシウムには、亜鉛についでもっとも不足しがちなミネラルです。
マグネシウムが緑色の葉野菜に豊富なのは、
緑色のクロロフィル色素の中心にマグネシウムが存在するからです。
ナッツや種子、とりわけ、ゴマ種、ヒマワリ種、カボチャ種に多く含まれています。
一日必要なマグネシウムの量は300ミリグラムとされていますが、
ストレスの多い現代人は、600ミリグラムを摂取するのが望ましいです。
女性の場合は、特に、マグネシウムを積極的に摂るようにするといいです。
そのワケとして、女性は、骨粗鬆症になりやすく、
その為の予防として、カルシウムを多量に摂る必要があるからです。
カルシウムは、マグネシウムに性質がよく似ている為、
カルシウムは多量に摂取されれば、マグネシウムの身体への取り込みが減少します。
どうすればいかというと、カルシウムだけでなく、
マグネシウムも十分に摂るようにしましょう。
毎日、カルシウムやマグネシウムの豊富な種子をスプーン一杯食べると同時に、
体に必要なミネラルをバランスよく摂ることが大切です。